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マウスピース型矯正装置(インビザライン)

特徴

  • 目立たない矯正
  • 取り外しができて衛生的
  • 痛みが少ない
  • 食べたい物がたべられる
  • 通院回数が少ない
  • 金属アレルギー
    の方も可能
  • 目立たない矯正
  • 取り外しができて衛生的
  • 痛みが少ない
  • 食べたい物がたべられる
  • 通院回数が少ない
  • 金属アレルギーの方も可能

装着していても周囲から気づかれにくい、マウスピース型の矯正装置「アライナー」を使用して歯並びを矯正するマウスピース型矯正装置(インビザライン)であれば、矯正治療中も笑顔を見せる事ができます。それぞれの患者様用につくられたアライナーを2週間ごとに交換しながら装着することで歯が移動し、きれいな歯並びへと変化し、理想的な笑顔に近づいていきます。
今までのワイヤーとブラケットによる矯正治療に抵抗があり、目立つことなく歯並びをきれいにしたい方のための目立たない矯正治療です。
※インビザラインは海外技工物のため、完成物が薬機法対象外の装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)とは

目立たず、透明に近い、取り外しが可能な新しいアプローチのマウスピース型矯正装置での治療、マウスピース型矯正装置(インビザライン)・システムは、現在、世界100ヵ国以上の国々で行われています。累計では1,000万人を超える患者様がマウスピース型矯正装置(インビザライン)の治療を受けています。(2021年5月現在)

マウスピース型矯正装置(インビザライン)・システムは最新の歯科矯正理論と、米国アライン・テクノロジー社独自の3D画像化技術やCAD/CAM等の最先端技術を融合させた、新しいアプローチの歯科矯正治療システムです。
「クリンチェック®ソフトウェア」と呼ばれる独自の3D治療計画ソフトウェアを通じて、治療完了に至るまでの総合的な治療計画の立案・検討を行っていきます。治療計画の策定にはインターネットを通じた双方向のやりとりを経て、担当医の承認を得た上で最終決定され、これに基づく一連のアライナーが作製されます。

メリットとデメリット

メリット

① 透明で目立たない
マウスピース型矯正装置(インビザライン)・アライナーは透明に近く目立たないので、装着していることがわからないので、見た目によるストレスを感じません。
② 取り外しができて衛生的 
取り外しが可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができます。歯磨きやフロスは今まで通りできますので、お口の中を清潔で健康な状態に保つことができます。
③ 食べたい物が食べられる
ワイヤーとブラケットによる治療と違い、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療の場合、飲食の際には、装置をはずすため、食事制限がありません。そのため、今と変わらない食生活をしていただけます。
④ 通院回数が少ない 
3D治療計画ソフトウェアを通じて、治療開始から完了に至るまでの歯の移動を、コンピューター画面上で画像および動画として確認できるので、治療にかかる期間がはじめにわかります。治療は2~3か月に一度の来院ですみます。遠方の患者様でも治療可能です。
⑤ 痛みが少ない
痛みの感覚には個人差がありますが、ブラケットとワイヤーによる治療よりも痛みや違和感が少ないと報告されています。
⑥ 口腔内トラブルが少ない
ブラケットやワイヤーを使用しないので、治療期間中の装置の脱離などによる緊急性を必要とする来院の可能性が少なくなります。
⑦ 金属アレルギーでも治療できる
マウスピース型矯正装置(インビザライン)・アライナーは金属を使わず、ポリウレタン製の0.5ミリほどの素材でできているので、金属アレルギーの方でも治療することができます。

デメリット

① マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療は取り外しが可能なため、歯科医師より指示されたアライナーの装着時間(1日20時間以上)を守らない場合、歯が治療計画通りに動かなくなります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療は患者様の協力がとても大切になります。
② お水以外のものを飲食する場合、その都度、アライナーをはずす必要があります。糖分の入った飲み物ですと装置と歯の間に入り込み、虫歯になり易くなりますし、熱いお茶などは、装置の変形の原因となりますので、必ず、飲食の場合ははずしていただきます。
③ マウスピース型矯正装置(インビザライン)・アライナーだけでは治療が難しい症例があります。その場合、一時的に、ブラケットとワイヤーを補助的に使用する場合があります。
④ 虫歯治療がしにくい場合があります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療は、はじめに採った歯型から治療終了までの装置をすべて作製するため、小さな虫歯で虫歯治療をしても歯の形態がほとんど変わらない場合はいいのですが、大きく歯の形態が変化してしまうような大きな虫歯の場合、すでに作製された装置が入らなくなるため、作り替えの必要がでてきます。それにともない、治療期間が長引く可能性がでてきてしまいます。そのため、治療開始前に虫歯治療を完了しておく必要があります。虫歯にならないためにも、日ごろの歯磨きをしっかりして、虫歯にならないようにすることが大切です。
⑤ マウスピース型矯正装置(インビザライン)・アライナーはアメリカで作製され、日本に送られてきます。そのため、装置が届くまでに1か月半ほどかかります。

治療の流れ

1.初診カウンセリング

矯正医が歯並びの気になるところ治したいところをお聞きして、実際の歯並びの状態を診察して、マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療方法、必要な処置、治療期間、費用、お支払方法をご説明します。疑問や不安なことなど、何でもお聞きください。お時間は40分ほどを予定しています。
遠方からの患者様やお急ぎの患者様は当日の精密検査をすることもできます。

2.精密検査

矯正治療においてとても重要なレントゲン撮影、口腔内写真・顔面写真撮影、歯型の印象採得をおこないます。およそ30分から40分ほどのお時間がかかります。

3.診断

精密検査の結果や現在の状態を総合的に判断した治療計画をご説明します。抜歯の有無や補助的装置の必要性などお話しをお聞きいただいた上で、最終的に矯正装置を決定していただきます。虫歯がある場合は次回までに治療をすませていただくよう、一般歯科への紹介状をお渡しします。
治療を開始すると決められた場合、ご契約のお手続きをしていただきます。

4.マウスピース型矯正装置(インビザライン)の作製

マウスピース型矯正装置(インビザライン)作製をするための歯並びの精密印象を採得し、米国のアライン・テクノロジー社に送り、クリンチェックと呼ばれる独自の3次元シミュレーションソフトを通じ、担当医が治療完了に至るまでの総合的な治療計画の検討・立案を行い承認後、マウスピース型矯正装置(インビザライン)・アライナーが製作されます。

5.マウスピース型矯正装置(インビザライン)治療開始

アライナーに関する取扱い説明や注意事項をご説明し、アライナーの取り外しの練習を行います。必要があれば、アタッチメントの装着や歯のサイズ調整(IPR)を行います。次回の来院日までのアライナー(2~3ヵ月分)をお渡しします。1日20時間以上のアライナー装着時間の厳守、7〜10日に一度のご自宅での新しい装置への交換をしていただきます。

6.マウスピース型矯正装置(インビザライン)全ステップ終了

すべてのアライナー終了後、かみ合わせのチェックを行います。
治療計画通りに歯が動いているか、歯並びに問題はないか、最終確認と調整し、治療終了時の検査としてレントゲン撮影、口腔内・顔面写真撮影、歯並びの印象採得を行い、メンテナンスに移行します。

また、全ステップ終了後、さらに歯を動かして、調整が必要な場合はリファイメントをおこないます。リファイメント用の精密な歯型採りをおこない、アライナーを追加製作します。

7.メンテナンス

治療終了後、きれいになった歯並びを維持していくために、リテーナー(保定装置)を使用していただきます。使用時間は担当医の指示に従い使用していただき、使用期間は2年ほどになりますが、医院への来院は3~6ヵ月に1回程度になります。

どのように治療計画を作成するのか

患者様の歯の印象は、CTスキャンを用いてデジタル化され、3Dのセットアップモデルがコンピューター上に作られ、アライン社独自のクリンチェック・ソフトを使用して、担当医が提出した処方書に基づき、クリンチェック治療計画が作成されます。これを使用して、患者様の治療開始時の咬合状態、治療終了後の状態、歯牙移動の途中経過など、すべての治療ステージをあらゆる角度からコンピューター画面上で確認・検討・変更指示を行っていきます。担当医によってクリンチェック治療計画が承認された後、各ステージのアライナーの基となる光造形モデルが作製され、その後、アライン社独自の高い技術を用いて、アライナーが作製されます。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)のQ&A

Q.取り外しができるアライナーは1日にどのくらい装着するのですか?
A.1日、20時間以上の装着時間が必要です。食事、歯磨き、お水以外のものを飲んだり食べたりする時ははずします。装置をつけたまま飲食をしますと、装置と歯の間に入り込み虫歯の原因となりますし、装置の破損の原因にもなります。熱い飲み物は装置の変形の原因になります。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療はどのように進めていくのですか?
A.アライナーを7〜10日に一度、患者様ご自身で、ご自宅で、次のステップのアライナーに交換して歯を治療計画通りに動かしていきます。医院への来院は2~3か月に一度、来院ごとに2~3か月分のアライナーをお渡しします。
Q.通院頻度はどれくらいですか?
A.検査、診断が終わり、アライナー治療がはじまるとはじめは4~6週で一度来院していただき、問題がなければ2~3ヶ月に一度の間隔で来院していただきます。担当医の判断により来院間隔は変化します。治療の進み具合、アタッチメントの脱離の有無など問題はないか確認し、次回来院までの間に使用するアライナーを受け取ります。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療中に食事制限はありますか?
A.食事やおやつ、お水以外のものを飲む時はアライナーをはずしますので、いままでと変わりなく食事を楽しむ事ができます。アライナーを装着したままでの飲食は虫歯の原因になりますし、装置の破損にもつながりますので、必ずはずしてください。
Q.歯のお手入れはどのようにすればよいのでしょうか?
A.アライナーは取り外しができるので、食事や歯磨きの時は取り外します。そのため、いままでと同じように歯磨き、歯間ブラシ、フロスができます。従来のブラケットとワイヤーによる矯正治療と比べ、簡単にお手入れができるので、口腔衛生状態を健康に保つことができます。
Q.アライナーを装着しているときは話にくくなりますか?
A.装置に慣れるまでの数日間は舌足らずのような話し方に感じる患者様もいらっしゃいますが、すぐに慣れてきますので、お仕事や日常生活に支障をきたすことなく会話ができます。
Q.治療にともなう痛みはありますか?
A.痛みの感覚には個人差がありますが、従来のブラケットとワイヤーによる治療の痛みや不快感より少ないと言われています。7〜10日に一度、新しいアライナーに交換した後はしめつけ感がありますが、数日間で徐々に感じなくなります。歯を動かす力が働いていることによるものですのでご安心ください。ブラケットとワイヤーを装着した場合、粘膜がなれるまで、口内炎ができることがありますが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)による治療の場合、そういったことはありません。
Q.治療をうけるのに年齢制限はありますか?
A.年齢による制限はありません。永久歯が完全にはえそろってない、乳歯と永久歯の交換期後半の10代のかたから治療が可能です。10代のかたの矯正治療における課題点を考慮したマウスピース型矯正装置(インビザライン)・ティーンがあります。
Q.アライナーを紛失してしまった場合、どうすればよいでしょうか?
A.紛失した場合、すぐに担当医に連絡をしてください。紛失したアライナーの代わりのアライナーを取り寄せることができます。状況により、次のステージに進む場合もあります。取り寄せをして、その間、1つ前のアライナーを装着する場合もありますので、担当医が判断します。
Q.マウスピース型矯正装置(インビザライン)とブラケットとワイヤーによる治療では治療期間に違いはありますか?
A.基本的にはマウスピース型矯正装置(インビザライン)とブラケットとワイヤーによる治療期間に大きな差はありませんが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)は取り外しが可能なため、矯正医から指示された使用時間をまもらなかったり、はずしている時間が長かったりすると、歯が治療計画通りに動かなくなり、治療期間が長引くことがあります。マウスピース型矯正装置(インビザライン)での治療は患者様の協力がとても重要になります。
Q.虫歯治療をした歯があるのですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療ができますか?
A.虫歯治療をした歯があっても問題ありません。神経の治療をしてクラウンがかぶせてある場合でも問題なく治療できます。ブリッジやインプラントの処置がされている場合でも問題ありません。 しかしながら、矯正治療前の歯並びにあわせてつくられたかぶせ物は矯正治療終了後、咬み合わせが変化したため、新しくつくり治す必要がでる場合があります。
Q.虫歯があるのですが、マウスピース型矯正装置(インビザライン)で治療をする場合、虫歯治療はいつすればいいですか?
A.基本的にはマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製するための精密な歯型の印象を採得する前に、虫歯を全部治していただきます。マウスピース型矯正装置(インビザライン)の場合、治療の途中で歯の形態が大きく変わるとアライナーの適合が悪くなったり、入らなくなり、治療計画通りに歯が動かなくなります。その場合、全てのアライナーを作り治す必要がでてくることがあり、治療期間が長引くことにもなりますので治療開始前に虫歯治療を完了し、歯磨きをしっかりして虫歯ができないように口腔衛生状態を良好に保つようにしてください。
Q.治療中に妊娠した場合、どうなりますか?
A.妊娠をしても、問題なく治療ができます。なかには、つわりで1日20時間以上アライナーをつけることができない患者様がいらっしゃいますが、その場合、1日の装着時間を減らして同じアライナーを長期間つけていただきます。つわりが治まったら、通常通りの使用時間に戻していきます。
Q.喫煙をしてもいいですか?
A.アライナーを装着した状態での喫煙はアライナーが変色しますので、喫煙はお控ください。

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)対象外の医療機器です

未承認医薬品等です
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は海外技工物のため、完成物が薬機法対象外の装置でです。医療機器としての矯正装置として該当しないため、薬機法上の認可はおりていません。医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
※マウスピースに使用されている材料自体は薬事承認されています。
国内の承認医薬品等の有無
マウスピース型矯正装置には様々な種類があり、中には国内で薬事承認されているものもあります。
諸外国における安全性に係る情報
1998年にFDA(米国食品医薬品局)から医療機器として認証されてから1000万人以上の方に使用されており、重篤な副作用は報告されていません。
入手経路
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は米国アライン・テクノロジー社の製品です。「アライン・テクノロジー・ジャパン」より入手しています。